2013年7月12日金曜日

「海図のない旅」を楽しめる人、楽しめない人

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写真参照元:大海原へ

海図をもって大海原に出る。

海図に記された目的地を志を共にする仲間達と目指す。

胸には目的地に到達した時の夢一杯の想いを抱えて、

どんな大雨が来ても波を乗り越えるのだと漕ぎ出す。

想定してたような大雨もある。

想定をしていなかったような嵐も来る。

もの凄い雨と風で船底に穴があいたとき、

感じたことのない恐怖にぶつかる。

船長の腕の見せ所。船員の根性比べ。

必死に船底の穴を塞ぐ。

ふと気づけば、海図はぼろぼろになり、

予定の航路からはおおよそ離れた場所にいることに気づく。

予定していた時に、目的地にたどり着けないんじゃないか。

この船に乗っていることが一番いいのか。自問自答する人。

この船を一番の場所にするんだと持ち場に集中する人。

この船の進め方を日々思案し、根拠がない中で最良の選択を模索する。

また胸を夢一杯にして漕ぎ出す。

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これは人生の話でもあり、企業の話でもある。


テストでいい成績を取れば幸せになれる。

営業目標を達成すれば幸せになれる。

製品を納期までに開発できれば幸せになれる。


そんなものは、誰かの意図の元、仮に設定されているだけ。

本質を考えれば、企業にも人生にもそんな目的地はない。


「海図がない」という状態が正で、

「海図がない」ことに対して不安を抱くことが異常なのだ。

スタートアップであれば当然のこと描いた海図がすぐになくなって、

状況が変わることは頻繁に発生する。


だから、自分一人か、スタートアップのメンバーとしてか、

主体的に船を大海原に漕ぎ出すなら、

日々思案し、根拠がない中で最良の海図を作らないといけないし、

「海図がない」ことを当たり前に置いて、

この「海図のない旅」を楽しめる人じゃないと続かない。


そして海図を描き、目的地にたどり着く激しい困難の過程こそ、

振り返った時に味わいの深い人生になるものだと思うし、

乗り越えたチームの絆は強いものだと思う。


与えられた海図を元に目的地にたどり着く生き方と

海図がない中で、海図を描くところから目的地にたどり着く生き方。


どちらを選んでもそれぞれの幸せ・景色があるが、

スタートアップとして、生き方を世に問い、挑戦するのであれば、

後者は必然、持つべき要素であると考える。

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